2011年04月27日

甲状腺手術を受けたウクライナ・キエフの女性からのメッセージ

“「チェルノブイリ子ども基金」より提供”されました。

http://blog.goo.ne.jp/cherno1986jimukyoku/e/fb825fb97746793a4df342fc10b878bf

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4/15、首相官邸のホームページに「チェルノブイリ事故との比較」という文章が発表されました。

チェルノブイリ事故の被害についての記述は、
20年間チェルノブイリ被害者の救援活動を続けている私たちが知っている現実と
あまりにかけ離れています。

子ども基金ニュースで報告していますが、
事故から25年過ぎた今でも、チェルノブイリ被災地人々の健康被害は続いています。

昨日行われた「チェルノブイリ25年 命・自然
“広河隆一 最新現地報告&チャリティコンサート”
でも紹介しましたが、今回のイベントチラシにインナ母子の写真が
使われています。
そのインナのメッセージを読んでください。
(インナのお母さんからのメッセージも一緒に)

彼女は現在ウクライナ・キエフ市に住んでいます。
12歳のとき(現在29歳)、甲状腺ガンの手術を受け、その後ずっと薬を服用しています。
手術後、子ども基金主催の現地サナトリウムでの保養に招待されたり、
子ども金が支援した薬を現地の救援団体や病院を通じて受け取ったりしてきました。
妊娠がわかったとき、医師からは出産を諦めるように言われましたが、
2008年に女児を出産しました。

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日本の皆様へ
ウクライナ全国の人々が日本での出来事を固唾を呑んで見守っています。
そして日本の皆さんのことを憂い、その悲しみと苦しみが、
いかばかりかと思い致しています。
チェルノブイリの事故を体験した私たちは、
原子力発電所の事故がどのようなものかを、とてもよく理解しています。
すでに事故から多くの歳月が過ぎましたが、その被害は今でも続いています。
多くの子どもたちが病気になり(甲状腺ガンだけでなく)、環境が破壊され、
住民全体(特に子どもたち)の病気への抵抗力がとても弱くなり、
さらに事故処理に参加した人々が健康を害しています
(ある人は亡くなり、ある人は障がいを負っています)。
原子力災害は、とても恐ろしいものです。
たとえすぐにその被害が感じられなくとも、あとからその正体を現すのです。
私は、日本の人々の勇気と冷静さに心動かされています。
そして日本で起きている一連の事故が、
私たちの国のチェルノブイリのようにならないことを心から願っています。
私は、日本の政府には自分の国民を守るよう気を配ることを切にお願いしたいと思います。
日本はとても小さく、とても美しい国です。
皆さんの暮らすそのかけがえのない「世界」が原子力やそれを動かす誰かの欲によって
損なわれてしまうのは、地球上全ての者にとって途方もない喪失です。
日本の人々は、自身の知恵と独創性、その勤勉さを世界中に誇っています。
ですから、日本の人々には是非とも最も安全な方法でエネルギーを得る方法を
考え出してもらわなければなりません。
どうか、その美しさに溢れた土地を、そして皆さんの子どもたちを守って下さい!

インナ・S

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちは、皆さんのことをとても心配しています。
毎日のニュースを追い、日本で起きている出来事を大変憂慮しています。
言われるように、こうした事故の被害は直ちにではなく、後になってから現れます。
人々は年を追うごとに病気になります。ただそれは、場所によって、放射線量によって
さまざまな形で人々の身に現れるのです。
いずれにしても原子力は人間にとって、全ての生きるものにとってとても有害です。
原子力によってエネルギーを得ることは、人類全体にとって大変高くつきます。
日本はとても地震の多い国ですが、そのような場所は原子力発電を利用するには危険で、
無理があると思います。
ウクライナはそれほど地震のない国ですが、それでも原子力は利益よりも害の方を
多くもたらしました。
自然災害が予見不可能なだけでなく人間による間違いもあり、こうしたもの全てから
何年もずっと逃れ続けるのは不可能です。自分たちが得るものの引き換えに、後の世代の
子どもたちに何を残しているのか考えなくてはなりません。常に爆発の危険に晒され、
有害な放射性廃棄物の墓場を作り、さらに発電所が止まっても、その先何年も原子炉は
危険であり続けます。全ての原発を今すぐ一斉に他の方法の発電所に切り替えるのは
難しいかもしれませんが、しかし、原子力に頼らないようにすることは今すぐに考える
必要があると思います。
原子力によってエネルギーを得ることは、普通に暮らす人々にとってあまりにも代償が
大きい方法です。
自分自身の命、さらに家族や友人たちの命と健康を代償として支払うことになります。
残念ながら、私たちの国ではこうした普通の人々のことは省みられず、国を動かす人々は、
いかに早く、いかに少ない元手で大きな利益を自身が得るかばかり考えています。
国民の暮らしや命といったものは、大して重要ではないのです。
チェルノブイリ原発の事故で被災した人々は、これまでに自らが受けた被害に見合う
補償を得てはいません。
チェルノブイリ被災者の障がい者年金は、とても僅かなものです。
人々は静かに、黙ったまま病に倒れ、虫けら同然のように扱われて命を落としていきます。
生きる権利が認められているのは、政府の高官のような人々だけで、全ての
命あるものという訳ではないのです。
私は、日本の政府は賢明で、国民に刃を向けるようなことはしないと思っています。
私たちのウクライナでは、国民の寿命が短くなってしまいました。
健康な人は少なく、多くの人がそれぞれ問題を抱えています。賢明な国の人々は、原発を
なくそうとしています。そもそも、自分の国民の命を本当に大切に考えている国であれば、
このような発電所は作る気にならないと思います。
人生は一度きりで、とても速く過ぎ去ってしまいます。その大切な命を守って、
未来の世代の人々のために良いことをしてください。皆さんの国はとても小さく、
どこへも逃げ場がないのですから、なおさらです。
私たちの所にも春が訪れています。太陽が輝き、日は長くなりましたが、まだ風は冷たく、
雨も時折降ります。でも、草は緑を増してきています。間もなく、サクラの季節を迎えます。

インナの母

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上記のメッセージは、“「チェルノブイリ子ども基金」より提供”と記載の上、
転載・転送可能です。
多くの人に読んだいただきたいと思います。


posted by Days International at 23:14| Comment(0) | 広河隆一 原発関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

広河隆一の原発取材動画

25年前の4月26日、チェルノブイリ事故が発生しました。
先月大きな事故が発生し、ようやく日本のメディアも原発の問題を大々的に取り上げ、企業も動き始めています。しかし、20年近く前から、広河隆一は、チェルノブイリの事故を受けて日本が学ぶべきことを発信し続け、動き続けています。
改めて、広河隆一の声をご紹介します。
どなたかが、YouTubeに上げて下さいました。
ありがとうございました。

翻訳家の池田香代子さんのブログでもご紹介されています。
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51778278.html





posted by Days International at 11:02| Comment(1) | 広河隆一 原発関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月20日

母乳から放射能が検出

乳児を抱く若い母親.jpg

母乳を飲ませるチェルノブイリの母親 1993年
チェルノブイリ事故から数年後、汚染地のベラルーシで80人の母親の母乳を検査したところ、全員から放射性物質が検出された。原発から数百キロ離れた場所の母親は、食べ物の影響を受けたと思われる。日本でも4月20日に、母乳から放射性ヨウ素が検出されたことが分かった。


原発カラーDSC_0146_軽.jpg


福島第一原発 2011年4月15日撮影
1−2キロのところで撮影した画像を拡大すると、破壊された4号炉が見える。

原発カラーDSC_0146_境界線.jpg


四号機破損.jpg



ハイロアクション 福島原発40年の情報です。
http://hairoaction.com/?p=306

マスコミ関係者の皆様へ

母乳に放射能汚染の心配があります。
汚染の高かった地域のお母さんたちに母乳の検査を呼びかけます。
全国の皆さんに母乳検査と母子の支援を訴えます。


私たちは、「本当に母乳に放射能汚染はないのか」という事を心配して、茨城県のお母さんたち5名、福島県3名、宮城県1名に母乳を提供していただき、放射能検査をいたしました。その結果、茨城県のお母さんの母乳の複数から、ヨウ素−131が検出されました。福島県の方の母乳は不検出(1名検査中)、宮城県の方の母乳も不検出でした。(セシウムは不検出)*数値は記者会見で発表

実際に母乳の放射能汚染があった事は衝撃です。原因は、様々考えられますが、公開されている空気・水・野菜・原乳の汚染の高かった地域のお母さんたちの母乳は、もしかしたら赤ちゃんに与えるには高いレベルにあるかもしれないと私たちは心配しています。

今回母乳を提供してくださったお母さんたちは、赤ちゃんのためを一心に思い、勇気をふるって協力してくださいました。これからこうしたお母さんたちを支援 するために、母乳の調査を広く実施するとともに、万一数値が検出された場合でも安全なところへの一時避難や安全な食べ物や水、粉ミルクや他のお母さんから の母乳の提供など、お母さんが希望される事をバックアップするネットワークを作りたいと思います。

国は、繰り返し「直ちに健康障害の恐れはない」とだけ言いますが、果たしてそうでしょうか。チェルノブイリでは子供たちの白血病や甲状腺ガンがピークに達したのは10年後でした。

私たちは、市民のネットワークの力で母乳の放射能汚染のデータを持っておきたいと思います。過去に原爆症、水俣病、カネミ油症、薬害等々、国の研究は被害 者である市民を守るものではなく、長年被害者を苦しめる側にありました。今もって母乳の調査がされていない、又は発表されない事は国は内部被曝の証拠が消 えるのを待っているのでしょうか。

母乳調査は、目には見えない内部被曝の実態を唯一目に見える数値にする指標ともなります。いろいろな食べ物や環境、生活パターンなどを合わせてデータ化することは、貴重な内部被曝の実態とその原因や対策を考えるきっかけにもなると確信します。

『母 乳調査・母子支援ネットワーク』は、福島県、茨城県を始めとする放射能汚染を受ける可能性のある地域のお母さんに向けて母乳検査を呼びかけると共に、全国 の皆さんに、母子を支援する検査の資金カンパ、母子を支援する様々な取り組みにお力をお貸しいただけますよう、呼びかけます。

2011年4月21日


母乳調査・母子支援ネットワーク
発起人 村上喜久子・大賀あや子・宇野朗子・大石光伸・村井和美・河田昌東・向井雪子・黒部信一・高橋智津子・村上麻衣
連絡先 090−6649−0311 (090−9227−0132 村上)
カンパ先 郵貯 普通 12170 70089991 母乳調査・母子支援ネットワーク
posted by Days International at 21:50| Comment(0) | 広河隆一 原発関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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